2020年12月08日(火)
11月のとやま月イチ読学部を開催しました
11月19日(木)に、11月のとやま月イチ読学部を開催しました。
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開催日時 | 令和2年11月19日(木) 19:00~20:45 |
開催場所 | CiC3階 学習室1・2(富山市新富町一丁目) | |
課題本 | ソン・ウォンピョン 著 『アーモンド』(祥伝社) |
今回の課題本は、2020年の本屋大賞(翻訳小説部門)を受賞した小説です。
「感情を感じることができなかったユンジェが友人をかばうシーンが印象的だった。」と感情を司る扁桃体(アーモンド)が人より小さく、感情が分からないユンジェが人とのつながりによって変わっていく展開が印象に残っているようでした。
「凄惨な暴力を振るうシーンが当たり前のようにあり驚いた」「序盤から小さな子が簡単に殺されてしまう」など、日本の作品にはあまりない描写やストーリーなどが気になった様子でした。
また、歌手の一青窈さんの書評に「子どもを産んで“愛”が何だったか身に染みて分かる。言葉にできない感情が、まだこんなにも自分にあったのだと気づかせてくれた。どうやってこの主人公は“愛”を体得するのか」とあったことから、「愛」とは何か、「恋」と「愛」の違いは何かについて、参加者同士語り合う場面もありました。
最後は、恒例の記念撮影です。
参加された皆さんお疲れ様でした。
次回のとやま月イチ読学部は、特別企画「八尾和紙で文庫本をリメイクしよう」です。
若井 将代さん(豆本工房わかい)を講師にお呼びして、手持ちの文庫本を富山市の伝統工芸「八尾和紙」のハードカバーに作り変えるワークショップを行います。
日時は、12月19日(土)14時から17時までの予定です。
ぜひ、ご参加ください。多くの皆さんとお会いできることを楽しみにしています。