開催実績

2018年10月05日(金)

中山七里さん講演会&読書会を開催しました

9月30日(日)に、9月のとやま月イチ読学部を開催しました。
今回は、図書館とのコラボ企画のため、読学部メンバー以外の方も参加されました。

14:00‐15:00 講演会
『執筆に欠かせないもの』
TOYAMAキラリ2階ロビー
15:15‐16:45 読書会
課題本:中山 七里著
『セイレーンの懺悔』(小学館)
同館 3階セミナールーム

ミステリー作家の中山七里さんをお招きしての特別企画。

まず、「執筆に欠かせないもの」と題して、中山七里さんが講演を行いました。

執筆は、プロットの段階で冒頭の一行から結末まで完成されたものが頭の中に入っているため、それをダウンロードして書き写していくだけだと語る中山さん。取材活動は一切行わず、今まで見た映画や読んだ本などから得た知識と豊かな想像力で物語を生み出すそうです。

学校では、図書室に並ぶ本を自分で選べるという理由で図書委員になった中山さん。
図書室の本を文芸から昆虫図鑑まで読みつくした中山さんの話は会場を惹きつけました。

「図書館は知の宝庫」という言葉もお話にでてきました。

講演会終了後は会場をセミナールームへ移し、読書会がスタート。
中山さんが入室されるまで、何を質問するかグループで話し合いました。

中山七里さんと、課題本の出版を担当した小学館出版局 文芸副編集長の三橋さんが読書会に参加。
「作家はあくまでも版元の下請けであり、出版社は大事なクライアントだ」と中山さん。

小学館と中山さんの校正作業は小学館にほど近い喫茶店で行われ、コーヒーを注文して、それが出されるまでに完了するというエピソードに参加者はとても驚いていました。バイク便より早いと三橋さんは語ります。

参加者から、「作品の中で取り上げるテーマや社会的な出来事など、執筆に必要な情報はどこで仕入れるのか。」
という質問が出ると、「朝4時から夜の3時までチャンネルを変えずにテレビをつけておく。」と中山さん。自分の興味のないものをインプットするのに有効な手段だそうです。

また、課題本については宮藤刑事とヒロインである朝倉の関係性についての質問もあり、宮藤刑事から見る朝倉の姿など、普段は読者が知ることのできないお話まで聞くことができて参加者も大喜びでした。

今後執筆される作品や、作家として10周年を迎える2020年の作品構想についてもお話がありました。
「今まで誰もやらなかった、誰もできなかった、やろうとも思わなかったこと」に挑戦されるとのこと。
今からとても楽しみです。

「若いときは、何でもやりましょう、失敗もいいです。
なぜかというと、今許される失敗は10年後には許されない失敗。今のうちに失敗しましょう。
はずれを引きましょう。

今やる失敗はあなた方の財産になります。
だから、たくさん失敗をしましょう。」と言葉をいただき、読書会を締めくくりました。

そして、中山さんと三橋さんを囲んで恒例の写真撮影です。

 

最後はサイン会。
みなさんの笑顔あふれる読書会になりました。
参加された皆さん、お疲れ様でした。

さて、10月の課題本は川村元気 著の『億男』です。

多くのみなさんとお会いできることを楽しみにしています。

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